[VietJapanNews]2025年10月2日付ベトナム―日本貿易連携ニュース総まとめ

2025年10月03日

[VietJapanNews]2025年10月2日付ベトナム―日本貿易連携ニュース総まとめ

「VietLeap AI Accelerator」、ベトナムAIスタートアップの成長を支援
「VietLeap AI Accelerator」プログラムが正式に始動し、ベトナムのAIスタートアップにとって新たな「飛躍台」となります。本プログラムは、医療、金融、教育、製造など多分野におけるAI活用企業を支援するもので、専門家によるメンタリング、投資基金へのアクセス、国際的な連携機会が提供されます。VietLeapは、この取り組みを通じてベトナムAIエコシステムを強化し、世界市場への展開を後押しすることを目指しています。
「Mizuiku」10周年、持続的な水資源保全の歩み
サントリーグループが開始した水環境教育プログラム「Mizuiku」は、ベトナムで10年を迎えました。これまでに数万人の児童・教師が授業や課外活動、地域プロジェクトに参加し、水資源保護の重要性を学んできました。本プログラムは、環境意識を高めるだけでなく、自然資源を守る責任を担う若い世代の育成に貢献しています。環境分野における日越持続的パートナーシップの象徴的事例とされています。
カントー市、JETROと連携強化 ― 日本からの投資誘致拡大へ
カントー市人民委員会は、日本貿易振興機構（JETRO）と会談を行い、日本からの投資拡大に向け協力関係を強化しました。重点分野はハイテク農業、加工産業、物流インフラです。JETROはカントー市のメコンデルタにおける経済発展ポテンシャルを高く評価し、日本企業との連携を支援する方針を示しました。この取り組みは、日越経済協力をさらに深化させる重要な一歩となります。
NRS、ホーチミン市に営業所を開設 ― 化学品輸送事業を拡大
化学品輸送を手掛ける日本企業NRSは、ホーチミン市に営業所を新設しました。ベトナムでは化学品・工業資材輸送の需要が高まっており、新拠点の設立により顧客やパートナーとの連携を強化し、物流サービスの拡充を図ります。今回の展開は、同社が東南アジア市場における事業基盤をさらに拡大する戦略の一環です。
GOBRANDINGとVietnam Sketch、デジタルマーケティングで業務提携
GOBRANDINGとVietnam Sketchは、デジタルマーケティング分野における戦略的提携を締結しました。両社は、テクノロジーとコンテンツ制作の強みを融合し、日越企業に向けた革新的なマーケティングソリューションを提供します。本提携により、文化交流とビジネスの相互発展をデジタルプラットフォームを通じて促進することが期待されています。
I-PEX、ベトナム法人の全株式を大和合成に譲渡
日本のI-PEXは、ベトナム法人の全株式を大和合成に譲渡することを発表しました。本取引は、I-PEXのグローバル事業再編戦略の一環であり、大和合成がベトナムにおける事業を引き継ぎます。特に電子部品や工業用プラスチック分野での事業拡大が期待され、両社にとって資源最適化と競争力強化につながる取引とされています。
PRESIST、群馬発スキンケアブランドのベトナム独占契約を締結
日本のPRESISTは、群馬県発のスキンケアブランドに関するベトナムでの独占販売契約を締結しました。本ブランドは安全性と効果に重点を置き、主に高級志向の顧客層をターゲットとしています。この契約により、日本ブランドが急成長するベトナム化粧品市場に参入し、消費者への認知拡大と市場シェア拡大が見込まれています。
コニカミノルタ、NICおよびFPTとAI活用デジタルヘルスケア共同研究
コニカミノルタは、ベトナム国家イノベーションセンター（NIC）およびFPTと提携し、AIを活用したデジタルヘルスケア分野の共同研究を開始しました。本研究は、医療データ解析や診断支援に焦点を当て、医療サービスの効率化と質の向上を目指します。今回の協力は、テクノロジーと医療を結びつける新たな試みであり、日越両国の医療分野での協力深化に大きく寄与すると期待されています。